軟式美術部
「模様替えが、本当にお好きですねー!」と、よく言われます。
1月も終わり、今日は節分。明日は立春。またもやゴソゴソと店内什器の場所を行ったり来たり 春に向けての準備をするかのように、気分を変えたくなって時間があればゴソゴソやってしまう。
少しでも新鮮に見えて滞在時間が心地よくなればいいな。と思ってのことなのですが、自己満足も正直あります。私が心地よくなりたいという、、
この場所の番人になってもう7年を過ぎました。「ああそうか」があったり「やっぱりそう?」があったりを今だに繰り返しております。ふふ。
1月の雪が積もった次の日に、カリプソ新所沢店での勉強会に参加させてもらったんです。
「軟式美術部」
彫刻家 前川秀樹さんから美術についてのお話を伺うというもので、今回は抽象画についてのお話でした。
ピエトモンドリアン、ワシリーカンディンスキーから広まっていった流れ、当時の時代背景や思想などなど
抽象画って今まで個人的にとっつきにくく感じてしまっていたのですが、まずもちろん、思想や追求していたことがあったのだということを知れて、興味の発端を見つけました。
調和こそ美しいという発想、地と図の切り離し
色や線をもっと自由に引き立たせ合わなければならないというモンドリアンの挑戦には、ダダイズムの授業の時を思い出して オブジェ作成の時の発想と似ているようで相反するようで、考え始めたらこんがらがり始めたので今はそこでやめておきました。
そしてぐるりと巡って今の私にストンと落ちたのは、やっぱり見ていて気持ちがいいかどうかでしょ、と。でもこうして一度思考が巡ってみると、気持ちいいと感じるポイントが勝手にずれてくるもので。
ああ、そういうところが全てにおいて面白いな。
ずれてずれて、それでもぶれなかったところが個性なんだと思います。それはきっとみんながそう。だから大いにどんどんやっていこう。
ということで、什器の空いてる白いところに絵の具をのせてみた素直な私。
いいか悪いかはよくわかりませんでした、、、 一回では当然です。結構頭を使う作業になってしまって、もうひと思いにアクションペインティングにしてしまいたくなりました。思った以上に頭を使う、すごく実験的なものだった!
改めて前川秀樹さんの作品である什器が店内にあることがどんなにどんなに素敵なことか!!!
深入りしそうな一歩手前で。
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