休日でのこと
一昨年の11月から習っている着付け。
何度かお客様にも入らせて頂いてもいますが、今でも毎月通っています。
そもそも、着付けを習おうと思ったきっかけを一言で言うと
「日本人美容師だから」
自分のルーツを辿ろうと思ったら、日本人というところに着地したんですね。たくさんいますけど。
日本人のくせに、日本のことを全て知っているのかといったら自信がないというのはなかなか居心地が悪いなあと思う自分がいて、せめて、と思って。
古来の美的センスを養うという意味でも、やっぱりはじめて良かったと思うことのひとつ。
着物の世界では「どんな状態が美しいのか」が以前よりずっと見えるようになってきました。
私は今、文化を受け取っているのだなあ。という感覚に浸りながら電車に揺られ
静かな気持ちで到着したのは次の目的地
フレッシュスクール。
今回の先生は、現代美術家の松蔭浩之さんでした。
少し到着が遅れてしまったのですが、中に入るとすでに板書がされており
内容はデュシャンやDADAの話。
電車の中で文化を受け継ぐウンタラカンタラ考えてて半ばトランス状態だったところへ
「人の考えないことをやる!!!」ってとこに二重線を付けられたもんだったから
今度は思考停止状態になってしまいました。確実に私の脳みそはびっくりしていた。笑
マン・レイの話とオブジェの実践。松蔭さんとオブジェについてみんなでどうだこうだと考察できるというのはすごく贅沢だと思った。松蔭さんのヒストリーもめちゃめちゃアヴァンギャルドでかっこよかった。
長らく続いてきた文化を引き継ぐこと、他人がやらないことをやること
両方素敵です。両方肯定したい。結構真逆のことを言ってる気がするけど。
脳が震えた休日のことでした。
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